![]() ひさしぶりに、スクーターで、走ってきました。関東甲信越小さな旅。富士山のまわりをぐるりと一周。ただ走ってきただけではありますが。 そうそう、去年は、一年間たばこばかり吸ってて、ほとんど旅行らしきことはしてませんでした。去年からおれは、シガレットの肺喫煙をやめて、煙管やパイプの口腔喫煙になったわけなんだけど、これが一般的なシガレットにくらべると、なかなか面倒臭いたばこなんだな。旅先でたばこを吸うのに手間がかかるのがいやで、去年はあんまり外出しようって気にならなかった。 旅行中はたばこ吸わなけりゃいいじゃんっていわれそうだけど、旅先で吸うたばこが美味いんだな。美味しい空気と美味いたばこ、いまのところおれのなかではこれはセットだ。だから、今回のテーマは、煙管やパイプで、旅をするにはどうしたらいいかってことで、その方法を考えながら走ってきた。 小平の自宅から府中街道、甲州街道、道志みちときて、山中湖。みずうみをながめながら、煙管で一服。 そのあと、富士吉田の道の駅で吉田うどんを食べて、パイプで一服できる場所をさがして西湖に行く。でも、西湖一周しても、あんまり面白い場所もなくって、やっぱり本栖湖がいいやってんで、そっちに行く。 富士五湖のなかでは、やっぱり本栖湖がいちばんのどかで、パイプをふかすには向いてる。みずうみを眺めながら、ローランドのショートスモーク用のパイプで、のんびりと飛鳥をふかす。いつもパイプたばこは、じぶんの部屋のなかで吸っているのがほとんどなので、慣れないアウトドアでの喫煙は、けっこう緊張する。だれが観てるというわけでもないけれど、それでも手つきがたどたどしくはなっていないだろうかとか、初心者っぽく見えてないだろうかとか、そういうことが気になってしまう。ま、実際初心者だし、たどたどしくてあたりまえなんだけどね。 そんでそのあと、朝霧高原に行く。大きな富士山を眺めながら走ろうと思って来たんだけど、あいにく富士山は雲のなか。今日は最後まで、いちども富士山を見ることはなかった。 富士の樹海の南側、富士スカイラインを走って、途中で、煙管で一服。きざみたばこがだんだん乾いてきて、詰めにくくなってきた。自衛隊の駐屯地があるので、自衛隊の若者たちがジョギングしてたり、多くの自衛隊関係の車両が走っているのをみる。 そのあとまた山中湖に出て、そこから道志みちを通って帰る。途中で、小学生くらいの可愛らしい女の子がすれ違いざまに、こちらに手を振ってきた。バイクのひとに手を振るのが好きな女の子なのかなあ、こちらからも手を振りかえすべきだったのだけど、とっさのことだったので、手が間に合わなかった。しょうがなく思いっきりヘンな顔してあげたんだけど、見えたかな。見えてたら、トラウマになってるかもしれない…。 ということで、320キロくらい走ってきました。煙管を数回、パイプ一回。シガレット時代とは、やっぱり雰囲気変わるけど、これはこれで悪くない(いや、これはこれで悪いでしょって、嫌煙家のみなさんからツッコミ入れらるかもしれないけどね)。 帰ってきたら、腕がすごい日焼けしてて、ひりひりする。こんなに日が照ってたくせに、いちども富士山が見えなかったなんて、さすが梅雨の中休みだなあ。 ![]() 大好きな本栖湖。 ![]() 準備しているところ。 ![]() 本栖湖の偽潜水艦、もぐらん。 |
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