![]() 今年はいろいろなたばこを試してみているけれど、水パイプっていうのもやってみた。 水パイプは、たばこの煙りを水にくぐらせることで、冷たい煙りを味わうというもの。同時に、ニコチンは水に溶けるので、すこしだけ軽いたばこにもなる。ホントはこれも20年くらいまえに、友達が持っていたものを吸わせてもらった記憶があるのだけど、どんなものだったか、ほとんど憶えていないので、改めてやってみたくなったのである。 だけど正直いって、あんまり面白くなかった。煙りが水をくぐる時、おれの記憶では、ポコポコと可愛らしい音がするはずだったんだけど、おれが買ったやつがダメなやつだったのだろうか、ズルズルと、ジュースの残りをストローでしつこくすすっているような下品な音で、ガッカリ。あと、くちに入ってくる煙りも、なんだか湿っぽい。おれが買ったこいつは、先端を取り替えることによって、シガレットもパイプたばこも吸えるようにできるのだけど、構造上、吸うことはできても吹くことができないので、吸ったり吹いたりして火種を維持するパイプたばこは、すぐに火が消えてしまって、まともに吸えなかった。 水パイプっていうのをいろいろ調べてみると、おれが買ったようなタイプの水パイプのほかにも、もっと大きな花瓶みたいなものもある。それのほうが、本格的な水パイプみたい。「不思議の国のアリス」のなかで、芋虫がきのこのうえで吸っているパイプがあるけれど、そういうやつのことだ。 そっちの水パイプは、かなり大掛かりで、たばこの葉っぱも、普通のパイプ用のものではなくて、もっと水っぽいそれ用のもののようで、しかも、直接火をつけるのではなくて、たばこの上に銀紙をしいて、その上に炭をのせて火をつけるんだとか。 ものは試しで買ってみるには、ちょっと物々しくてたいへん。でも、ネットで調べると、どこかそういうものを吸わせてくれる店があるようなので、そのうち気が向いたら行ってみようかなあ。 ![]() |
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