![]() 2012年8月6日の制作時間、9分58秒。マンガ「南の魚」第3巻、第2話の仕上げ中。だいたい18ページの途中。 きのうは、迫力バランスについて、思うことをちょびっと書いたな。 「迫力バランス」ってコトバは、なんとなくこないだ思いついただけのコトバなんだけど、なんつーか、けっこう重要なことのような気がしてる。 おれの勝手な思い込みと解釈で書くから、たぶん間違ってるだろうこと承知で書くけれど、「ポニョ」の映画は、なんでCG使わず鉛筆でかくってことにしたのかっていうのは、そういうのを狙ってたからかもしれないなあと思ったわけです。あの無鉄砲な想像力全開のストーリーは、リアリスティックな迫力ある絵は似合わなくって、ホントだったら、ぐりぐらの大村 百合子さんみたいな絵が似合うストーリーだよなあって感じがした。 で、そういう絵本のような雰囲気が出したくて、CGなしで鉛筆でいくぞって言って作り始めたんだけど、ジブリは世界一のアニメ職人集団だから、うっかり迫力出すぎちゃったのかもしれないとか、思ったりして。あるいは、迫力バランスをマックスにしないと、いまの時代は、映画館にお客さんを呼べないという計算もあるのかなとか。 そこんところ、映画ってのは、ソンだな。最近の迫力映画は、アトラクションであることも必要とされてるらしいから、迫力マックスを競い合ってる感じがしないでもない。 まあべつにおれは「ポニョ」のワルクチ書いてるつもりはないですよ念のため。おれ、ポニョ好き。 時代によって、その迫力バランスやリアリティは変わってくるんだけど、現代は、そこらへんの技術が強固に完成されすぎて、なかなか壊せない。これは、マンガやアニメや映画の世界のことだけでなく、世の中全体がそうなっちゃってて、なかなか壊せない。 やれやれって思うこともあるけれど、それはそれでいいんですよきっと。 だっておれはおれで、勝手にやってきゃいいだけなんですからね。 |
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