![]() 2012年8月5日の制作時間、45分33秒。マンガ「南の魚」第3巻、第2話の仕上げ中。だいたい17ページの途中。 おれはいままで、あんまりスペクタクルなアクションシーンをかいたことないんだけど、3巻では、ちょこっとそれっぽい展開もあって、どうかいたらいいのかなあって考える。っていうか、マジでかきかたわかんねえ。見よう見まねでそれっぽくしてみているんだけどどんなもんかな。 最近では、映画もやたらと迫力あるCGを駆使したりするのがあたりまえになってて、すごいんだけど、どうなんだろうなあ。逆にショボイ特撮のほうが面白いと思ったりすることもあるし、マンガをかきながら、迫力バランスについて、いろいろと考えてしまう日々。 迫力バランスについて、どうあるべきかというような、おれは明快な方針は持ってないんだけど、紙に印刷するマンガで、A6判ってのが大前提なので、迫力マックスを狙ったところで限界があるってことはわかってるし、おれはそんなにスペクタクルな迫力ある展開をしたいわけでもないしね。だからつまり、迫力マックスよりも、どこかでバランスしていくことを考えるほうがいいんだろうなあとは思うのです。 そうそう、迫力ないほうがリアリティを感じるのは、マンガの世界では、おれが19のときに、大友さんの「童夢」の単行本が出たんだけど、その中に出てくる子どもたちが、警官の打つ鉄砲の音が、「パンパンなんつって、迫力ねーんだ」っていうような会話があって、それがけっこう新鮮だったんだな。当時の映画やテレビドラマに出てくる鉄砲の音は、無駄に反響音を強調したつくりもの臭い音で、それにしらけちゃってたひとたちは、大友さんのシンプルな「パン」っていう鉄砲の音に、逆にリアリティを感じたんだっけか。 その他、迫力バランスについて考えてると、いろんな作品のことを思い出すんだけど、ひとつひとつここに書いてると面倒くさいからもういいや。 |
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