![]() たばこを吸うためのパイプにはいろんなものがあるけれど、どうもいまのおれには、安っぽいおもちゃのミニパイプが合ってるみたいだ。新所沢のたばこ屋で買った630円のカエデのミニパイプと、ドンキホーテで買った480円のちいさなコーンパイプ、もうこればっかり使っている。 こないだも書いたけど、このテのミニパイプはちいさいから銜えてて軽いし、ほどほどの時間で吸い終わる感じが心地よいのだけど、あとほかに、マウスピースの素材が、たぶん塩化ビニールかなんかのちゃちなもんなんだと思うんだけど、それがなんだかよく歯に馴染んで気持ちがよい。ずっと銜えててくたびれない。 おれの場合、パイプについて詳しいひとが身のまわりにいるわけではないので、パイプについての知識は、ほぼすべてインターネットを通じて得ていて、グーグルでパイプ関連のホームページを検索したり、2ちゃんねるの喫煙具版を読みまくったりして、パイプーラの諸先輩がたの書かれた文章を参考に、パイプの練習をしてきた。 で、そんな先輩たちの意見を読むと、初心者は大きめのパイプで練習したほうがいいらしい。理由はよくわかんないんだけど、吸ったり吹いたりして火種を維持する感覚がわかりやすいのかな、あるいは、シャンクが長いほうがクールスモーキングができるとか、火皿が大きいほうが味や香りがわかりやすいのかもしれない。だから、あまりちいさなパイプはよくないらしいんだけど、どうもいまのおれとしては、ちいさいほうが使いやすい。 これはおれが、長いことシガレット生活をしてきたものだから、おおきなパイプでゆったりとした時間をすごすってのがまだうまくできないってことかもな。ちいさい時間でちいさくふかすには、やっぱりちいさいパイプが便利ってことかも。 ![]() ということで、ドンキホーテでまたミニミニコーンパイプを買い足した。こんどは5本。極々ささやかでちいさなパイプばかりだけれども、これでローテーションが組めるようにしてしまえば、もうパイプが足りないなんてことなくなるにちがいない。おそらくたぶん。 ![]() コーンパイプって、使っていると、どんどん色が変わっていく。買ったばかりのくせに、もうずいぶん使い込んだパイプみたいに見える。こういう年期の入ったような味わいは、使っている本人にとっては面白いものだと思うけど、まわりのひとたちからは、どう見えるんだろ。ずいぶんとみすぼらしいパイプを銜えているなあって思われるかな。なんだかもうどんどん薄汚れていって、歴史博物館の展示物みたいな貫禄だな。はいこれは、コジマ家に代々伝わるコーンパイプなんですよ、なんて言おうかな。 ![]() |
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