ミニパイプ
 こないだからパイプのハナシばっかり。ここ2ヶ月くらい、おれはパイプに夢中なわけなんだけど、また買ってしまった。こんどは安いやつ。630円のミニパイプ。おそらくカエデの木で出来てるやつかな。たばこ買いに行ったついでに面白半分に買ってみた。新所沢の駅前のたばこ屋さん。
 パイプってのは、どうしても数本持ってないと面白くない感じなので、ついつい買い足したくなるのだけど、だからといって、一般的なブライヤーのパイプってのはけっこうな値段するもんだし、一気にたくさんそろえるのは、ちょっとたいへん。だからたばこ屋で目についたすごく安いおもちゃのパイプをひとつ、試しに買ってみたんだけど、これ、なぜかすごく気に入ってしまった。

 

 とにかくこいつはちいさなパイプなので、くちに銜えていて軽い。あごがくたびれない。なかに入るたばこの量も、じぶんには調度よくて、だいたいおれがお茶一杯飲む時間につきあってくれるくらい。たしかに値段の高い立派なパイプの良さもあるんだろうけど、たばこ代を安くあげようというところから始まったこのおれのたばこブームであるから、いまのじぶんには、630円のこれがぴったりな感じがして、こればっかり銜えている。理想のパイプに巡り会った!! …かな!?
 ブライヤー製のパイプは、上手に使えば一生モノのようだけど、きっと、こっちのカエデの木のパイプは、そのうち壊れてしまう消耗品なんだろうなあ。でもまあいいや。これでしばらくいこう。

 


 
















 

 あんまり気に入ったので、後日、小金井公園の近くのドンキホーテで、同じくらいのサイズのコーンパイプをふたつ買った。あとカピートももひとつ追加。
 コーンパイプっていうと、日本人にはマッカーサーの銜えていたパイプっていうイメージが強いけど、まんが好きのおれとしては、コーンパイプといえば、マッカーサーよりもポパイだ。ポパイといえば、ほうれん草とコーンパイプ。子どものころ、よく母に、ほうれん草を食べなさい、ポパイみたいに強くなれるよと言われたもんだが、コーンパイプを銜えなさい、ポパイみたいに強くなれるよとは言われなかった。でもコーンパイプといえばポパイで、彼はセーラーマンなのだ。まあいいや。
 このコーンのミニパイプも500円くらいだったかな。どうもこれくらいのサイズがいまのじぶんには使いやすいなあ。味もそんなに悪くないと思う。まだ使い始めなので、コーンの匂いがするけれど、そのうち良い味に落ち着くだろう。どっちにしても、おれはパイプについては2ヶ月ちょいの初心者なので、そんなに味の違いはわかんないんだけどね。

 

 最近こういうハナシばっかりだな…。

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