![]() じぶんのなかでのたばこブームがある程度落ち着いてきたのと、ひさしぶりに歯医者さんで歯を磨いてもらってきたこともあって、ちょっとパイプたばこを減らし気味に生活してみようと思った。またまたネットでいろいろ調べているうちに、ハッカパイプというのを見つけた。 ハッカパイプというと、だいたいお祭りの縁日で売ってる、まんがのキャラクターの格好して、粉キャンディーの入った子ども向けのおもちゃのパイプが、まずまっ先に思い浮かぶんだけど、そういうんでなくて、ハッカの結晶を入れてスースーするタイプのおとな向けの、よりクールなハッカパイプがあるようなのだ。 ハッカの結晶っていうのは、たばこ専門店に行くとたいてい売っていて、おれもよく新宿の紀伊国屋の下のたばこ屋、加賀屋に行くと買ってた。たばこのフィルターに結晶をひとかけらくらいのせて、ちょっと火であぶってやると、ふつうのシガレットがメンソールたばこに変身する。通常のメンソールたばこよりも、かなり涼しいけむりが快感なわけだが、その結晶をハッカパイプでは、じかにそのままパイプに入れるらしい。なるほどそういう使いかたもあったのか。今回はネット通販で買ってみた。 ![]() 数日後、すごい小さいミニチュアパイプが届いた。うひゃー、これがハッカパイプか、カピートくらいの大きさ。でも、ちゃんとブライヤーを削って作られてる。精巧に作られたローランド製のハッカパイプ。なんか可愛いぞこれ。 味は、禁煙パイポに近いかも。もうすこし涼しい風が入ってくることを期待してたけど、まあこんなもんかな。でも長時間くわえていると、パイポではありえないくらいのハッカの苦味まで感じるようになってきて、これはこれでなかなか美味しい。 たばこ用のパイプってのは、たばこ吸ったあと、しばらく休ませなくてはならないわけなんだけど、こっちのハッカパイプは、年がら年中くわえっぱなしでもオーケーだ。仕事中でも、風呂入ってるときでも、体操中でも、もしかしたら睡眠中でも、ずっとくわえててかまわない。そう考えると、いまのところおれが買ったパイプのなかでは、いちばんたくさん使われる可能性があるなあ。 こういうのを、赤ん坊のおしゃぶりだとばかにするひとがいるけれど、そんなこたない。これはおとなのおしゃぶり、人間にはおしゃぶりが必要だよ。 ![]() |
この記事のURL |