![]() 2012年4月30日の制作時間、53分58秒。マンガ「南の魚」第3巻、したがき全体推敲中。 手は抜かないで、チカラを抜く感じの極意って、どんなもんだろうって考えてる。きのうのここの文章もそんな感じだったか。 以前、イラストの仕事で、コジマは「いつでもチカラいっぱいの絵」みたいにいわれたことあったっけ。良くも悪くもで、そういうチカラいっぱいな感じがけっこう好きなのもあるんだけど、つぎつぎと仕事してくと、やっぱりヘトヘトになってしまいやすい。量産向きではないのかな。うまいバランスをとりたいし、チカラの抜けた感じの絵の良さもあるから、そういうのもやりたいなあ。 うまいことチカラ抜くのは、きっと、たくさんかいた先にあるものなのかな。たくさん仕事をしてきたひとの、一種の自信とか、余裕から生まれる自然体のようなものが、きっと美しい。 だけど、マンガに限らず、こういうものは、たくさんかくと、「慣れ」が出てしまう。常に、新鮮さが欲しいと思うと、いつも、なにか新しいことにチャレンジし続けるとか、そんなことが必要だって思ってましたし、いまもそう思うんだけど、「チカラを抜く」っていうのは、その考えかたとは、べつのモノサシなのかなあ。 ここらへんの考えが、おれはまだまとまってないので、うまく文章に出来なくてもどかしい。だから、ある意味、「チカラを抜く」っていう考えは、おれにとっては、とても新鮮なチャレンジなのかもしれない。たくさんかいて、「慣れ」に陥るってこととはべつの、面白いものかもしれないなあ。 でも、いまはまだ、「南の魚」の製作中。 これは、なんだかやっぱりチカラいっぱいです。 3巻で、ますますチカラいっぱい。 |
この記事のURL |