![]() お正月も終わって、ぼちぼちたばこ屋も開き始めたんじゃないかなあと思って、ET-3号に乗ってパイプたばこを求めて立川に行く。ここんところずっとフォーサイトばかり乗ってたので、ET-3はちょっと寒い。こいつはフォーサイトほど風防が上のほうまでないし、グリップヒーターもついてない。2サイクルエンジンなので、暖気中はもの凄い煙りがもくもくと出る。 立川のたばこ専門店、ゼフィルスは開いてるかなあと行ってみたけど、まだお正月休みみたいで閉まってた。フロム中武のビルのなかに、たしかたばこ専門店があったような気がして、そこに行って案内版をみると、4階に文具と喫煙具の専門店、ホワイトハウスっていうのがあった。フロム中武の4階といえば、グレイトフルデッドのキャラクターグッズがたくさんおいてある店があって、それが欲しくてときどき覗きにいくことがあるけど、その階だ。 ホワイトハウス、そういえば、ずっとまえにここで鉛筆削りとか筆入れとか買ったことがあるのを思い出した。けっこうおもしろい輸入文具がいろいろあったけど、パイプもあつかってたのか。鍵のかかったガラスの棚に、パイプたばこがたくさん並んでいて、そのなかからハーフ&ハーフ、マクバレンのバージニアNo.1、ダンヒルのマイミクスチャー965のみっつを選んでみた。おやじさんがライターをおまけにつけてくれた。 そのあと、フロム中武の地下の100円ショップ、ダイソーに行って、たばこジャーにできそうなビンをみっつと、たばこ盆にできそうな桐の箱をひとつ買ってくる。 そういえば、いまのおれのたばこブーム、たばこ代をいかに安くあげるかってことが、きっかけで始まったはずなんだけど、本末転倒、なんかちょっと買い物増えたかもしれないぞう。 ![]() 家に帰ってきて、買ったたばこ、ひととおり吸ってみた。本来パイプってのは、いっかい吸ったら掃除して、いちにち以上休ませたほうが美味しいらしいんだけど、おれは初心者だしパイプはこの安物ドンキパイプしか持ってないから、あんまり細かいことは気にしない。 まずハーフ&ハーフを開けてみた。想像以上にシケッてる。おれはゴールデンバットをほぐして使ってたから、そのイメージが定着してしまってて、本物のパイプたばこってこういうもんなのかっていうことにまず驚いた。味はよくわかんないけど、ドクターペッパーみたいって思った。アメリカたばこの超有名定番。パイプに興味なかったころから知ってた銘柄だったので、まずはおれのイメージするパイプたばこの基本と思って、これを吸ってみたわけだ。 つぎはバージニアNo.1。これは普通。普通のドクターペッパーみたいって思った。ネットでパイプたばこをあちこち検索してて、このたばこが、なんだかいちばんまじりっ気なしの普通のたばこっぽい印象を持ったので、安全パイと思って買ってみたのだけどやっぱりよくわからないなあ。 最後はダンヒル965。これはラタキアっていうたばこの薫製みたいなのが入っているたばこらしい。ラタキアっていうのはすごくヘンな匂いだそうで、好きなひとはすごく好きだけど、ダメなひとはダメらしい。そのラタキア入りのたばこっていうのを試してみたくてそのなかでいちばん評判がよさそうな965っていうのを買ってみたわけだ。うえふたつのたばこは袋入りだったけど、こっちは缶入り。靴墨入れみたいな缶。開けてみるとすごい匂い。やっぱり靴墨か。びっくりしたなあ。パイプにつめて吸ってみるとまた面白い味。ドクターペッパーみたい。かなり強烈な匂いが部屋のなかいっぱいに立ちこめるので、なんかしら匂い対策を考えないと吸えないかもなあ。 以上、初めてパイプを試してみての感想であった。パイプたばこに詳しいひとからみたら、きっと笑われるようなこと書いてると思うけど、ずぶのしろうとなのでカンベンしてくださいね。 ![]() それから、100円ショップで買ってきた箱にキセルの道具を入れて、たばこ盆もどきも完成。灰皿はなぜかアビタックス。なんとなくこれがいちばんキセルの火玉を捨てやすい気がする。雰囲気はないかもしれないけど。 |
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