![]() 2011年12月4日の制作時間、86分57秒。 マンガ「南の魚」第3巻、全体考え中。 なかなか予定通りに行かねえな。 おれとしては、基本的に、短編マンガ中心にかいてきて、長篇ってのは、よくわからねえんだな。 で、おれのいままでの短編のかきかたでいくとさ、だいたい意味がひっくり返るときに、なにか作品として、カタチになったような気がするの。ひとによっては、それをヒラメキっていうひともいる。おれはそれを、意味がひっくり返るってイメージしている。 それはつまり、たとえば、シアワセなマンガをかこうとするじゃんか。そう決めたら、ずーっとつくえに向かって、そのシアワセについて考えてみる。そうすると、あるとき突然それが不幸とか、悲劇とか、苦痛とか、そういう逆の意味にひっくり返るときがある。なんとなく、そういう感じの感覚がつかめたときに、作品としての手応えのようなものを感じるんだな。まわりのひとがどう読むかはべつとして、じぶんのなかではね。 で、「南の魚」っていう長篇チャレンジ企画なんだけど、これも、何度かかきながら意味のひっくり返りを経験してはいるんです。だから、なんとなくじぶんのなかでは手応えある気がしていたんだけど、どうもそれは1巻の手応えであり、2巻の手応えであって、3巻の手応えはまだなんだということに気がついた。 でもさ、長篇なんだから、ある程度予定どおりに流れてくんなきゃ困るわけじゃん。毎回まいかい意味がひっくり返ってたら、毎回まいかいプランは白紙になるわけだ。 って思ったら、すげーびっくりした。 なんかもうちょっと、効率よくいけねえもんかな…。 ははは。 |
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