![]() 2011年8月21日の制作時間、10分11秒。 「南の魚」第2巻、セリフ直しなど。 コミティア97に行ってきました。東京ビッグサイトね。 今回のコミティアでは、「MGMメモリアル」と題された企画で、かつて、MGMに参加したことのあるサークルが、ひとつの島に集められました。MGMは、コミティアにとっては先輩にあたる創作同人誌即売会なので、つまり、年長組の島がひとつできたような感じでしょうか。 おれも、今回は、そんなMGMゾーンに参加させてもらったわけなんですが、じつは、おれはMGMにコジマケン個人で参加したことはないんじゃないかな。ジェットプロポスト代理で出たり、ひとの作る本に便乗で出たりしてたくらい。もしかしたら、小出くんとつくってた「ぐずぐず」ってので出たかもしれない。MGMには何度も行ったけど、それほど売る側では出てないと思う。 スペースの配置がさ、おれの左が山川直人さん、右が小田ひで次さん、その向こうが青木俊直さんって、なんだか巨匠の並び。おれ、ここに座っていいのだろうかと、ちっとびびる。今回おれを、こういう席に座らせてくれたコミティアに、ホントは感謝すべきなんでしょうなあ。いやはやありがたいこってす。プレッシャービリビリです。 おれはだいたいひとの作る本に便乗してばかりだったから、あまり即売会で直接売るという経験を積んでこなかった。なので、今回そういうことの先輩がたくさんいるMGMスペースで売らせていただいたのは、いい経験になったなと思います。 いろいろお世話になったかたがた、どうもありがとうございました。 あと、おれのスペースに立ち寄ってくださったかたがたも、どうもね。ありがとね。新刊なかった、すまんでしたね。 さて、マジメにスペース取って、コミティアに出ることを続けてみようと思っての2回目。20年ぶりくらいにマンガ同人誌の世界に戻ってきてみて、いろいろ考えてみるわけだ。 今回の「ティアズマガジン」のP&Rのコーナー、おれの「着香系の男」もちょっと紹介してもらえましてね。こういうところに載っけてもらえると、もしかして、それをみてくれたひとがたくさん買ってってくれるのかなあ、なんて思って今回はエッチラオッチラたくさん本を持っていった。結果、前回よりは多く売れたんだけど、おれが期待しすぎちゃったのかな、帰りもエッチラオッチラ重い荷物持って帰ってくるような感じでありました。こういうマンガをたくさん売るのはむずかしいなあ。 コミティアの規模がむかしより大きくなって、参加者の思惑もいろいろに拡散されて、「ティアズマガジン」の記事の影響力も、むかしより弱くなったかもしれないなあ。そんなようなことを隣の山川さんと話しててさ。思い出した。 すげー初期のコミティアの「ティアズマガジン」に、コジマケンのインタビューってのが載ったことあった。あれ、山川さんちでやったんだっけ。はっはっは。コッパズカシイ思い出。すげーナマイキな時代のおれがムチャクチャなこと言ってます。すいませんすいません。 でも、あのころ、あのインタビューで、おれがクソナマイキな口調で言ってたことを、おれはいまだに考えてるなあって思う。 マンガ同人誌即売会には、マンガマニアばかりが来るから、どうしてもマンガマニア向けのマンガばかりになってしまう。もっと普通の、マンガに興味ないひとたちにも読めるようなマンガ同人誌はできないものだろうか…。っていうようなことを言ってたような記憶がある。(当時の「ティアマガ」、恥ずかしいから見ないで記憶をたよりに書いてます) つまり、マンガ同人誌を、もっと開くことはできないものだろうか…。んー…。 開いているとか、閉じているとか、どういうことだろうって、うまく説明できないけど、8月4日の荒川強啓さんのデイキャッチで、山田五郎さんが佐々木マキの「うみべのまち」の復刻版について語ってるときに、ちょっと言ってたね。なんとなく、あー、なるほどなーって思った。 http://podcast.tbsradio.jp/dc/files/yamada20110804.mp3 そうそう、初期のコミティア、飯田橋のラムラでやったことあったなあ。あれは、すごい企画だった。あれこそが、開かれたマンガ同人誌即売会だったのかな!?!? いや、よくわからないけれども。 んーと、つまり、飯田橋の駅ビル、ラムラのイベントのひとつとして、コミティアが開催されたことがあったんですよ。マンガなんてぜんぜん興味ないような、普通のひとたちが、普通に行き交うラムラ内の商店街の通路で、会議机を並べてみんなでマンガ同人誌を売った。わはははは。あのコミティアは、いったいなんだったんだろう。 買い物のおばさんたちが、「あらあら、これはなにを売っているのー?」なんていってきて、みんなでつくったマンガの本ですなんて説明しちゃったりなんかして。その近くで当時売り出し中のシティーボーイズが、営業コントやってたりしてさ。大竹まことと目が合って、ジロリってにらまれちゃったりなんかして。 あのコミティアは、素晴らしかったなあ。 偶然通りがかっただけの一般のひとたちのなかで、あのとき、買ってくれたひとはいたんだろうか…。 ああいうことを、いままたやったらまた違う感じになるかなあ? コミケ内でやってたコスプレのイベントが、いまは、わりと一般化して、あちこちでコスプレイベントが催されてることもあるみたいだしさ…。 んー…。 マンガ同人誌を、もっと開くって、どういうことかなあ…。 マンガ業界も、いろいろたいへんな時代みたいでさ、ネットでマンガを発表する会社のハナシとか、アマゾンで同人誌を売る代行してくれる会社のハナシとか、きのうはいろいろ聞きました。 マンガ同人誌も、創作系は、いまのままではビジネスにはならないような雰囲気で、いや勿論趣味なんだからビジネスにしなくったっていいんだけど、そういうこともひっくるめて、みんないろいろ考えているところのようです。 |
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