![]() 何年かまえ、御近所の造型作家のかたのうちの庭で行われたジンギスカンパーティーにお邪魔したときに、なぜかこんにゃくをひと鉢もらってきたことがあって、それからずっと育てている。だんだん大きくなってきた。そしてだんだん増えてきた。大きめの植木鉢に入れてたんだけど、もうこれひとつじゃあ手狭になってきている感じ。 こんにゃくは、春先、待てど暮らせどなかなか芽を出さず、こりゃもうダメになっちゃったかなあと思ったころに、とつぜん芽を出す。しかも、にょろっとしたヘンテコな芽を出す。そういうところが面白いのだと、その造型作家のかたはおっしゃった。 たしかにそのとおりで、こんにゃくってやつは、春に芽を出すというよりも、梅雨時になって芽を出す。今年こそ冬を越せずにくさってしまったに違いないと、毎年あきらめる瞬間があるんだけど、しばらくほったらかしにしていると、にょきにょきと元気に芽を出す。しかもだんだん増えている。へんなやつ。 夏は、葉っぱがたくさんしげって、いいかんじなんだけど、秋になるとみんな枯れてしまって、冬は土中でこんにゃく玉にもどって冬眠する。 ![]() |
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