![]() こないだ、フォーサイトで、二泊三日ほど走ってきたので、バイク関係のホームページをつくっているひとたちがよくやっている、ツーリングレポート、略してツーレポ、おれもやってみようと思います。 旅も二輪もシロウト同然。お恥ずかしいかぎりでありますが。 ------------------------------------------------------------------------ 4月22日(金) 朝、フォーサイトに荷物を積んで出発。 荷物の積みかたは、シート下のトランク40リットルと、先日取り付けたトップボックス39リットルのほかに、 小さなショルダーバッグをサイドバッグのかわりにサイドにぶらさげて、リュックサックを足の間に装着。このリュックの装着方法が、我ながらけっこう気に入っている。前方にコンビニフックを取り付けることは、多くのフォーサイトオーナーのかたがたがやってらしゃるようだが、そのほかに、足下、ステップのゴムの下のボルトのところにもちいさなステーを取り付けて、そこに自在付きロープを渡すことにより、リュックを固定することができるようになる。リュックにツーリングマップルを挟んでタンクバッグみたいにも使える。ステップのゴムにたるみが出来てしまうのがちょっと欠点なんだけど。 さて、小平の自宅から、府中街道、甲州街道、八王子から16号を南下。東海道を走る。 東海道は箱根のあたり、桜が咲いてました。 国道1号線、いわゆる東海道は、箱根のほかは、単なる普通の大通りがずっと続いているだけなので、イマイチ面白味がない。ただ走るだけ。有料バイパスを避けながら走っていくつもりだったのだけど、去年より、有料バイパスが減ったような気がした。 夕方くらいに、浜名湖に到着。 去年も泊まった浜名湖を見下ろす三ヶ日の大谷キャンプ場に行くと、やっぱり閉まっていた。入り口に予約制って書いてあった。 しかたないので、 渚園キャンプ場っていうところに行くと、ここも閉まっていた。4時に駐車場の入り口が閉まってしまうみたい。 ということで山の中、キャンプ場のちかく、どこかの林道の脇で、真っ暗ななか、テント張って一泊させていただいた。夜中、ギャアギャアとうるさい鳥がテントのまわりをうろうろしていた。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ------------------------------------------------------------------------ 4月23日(土) 朝は、早めに起きて片付けてひと目につかないうちに出発。 362から257、151。 祭りの準備か、地元のおじさんたちが山車を運んでいる。 東栄町の茶店で山菜そばをたべる。家族でやっている店なのか、ちいさな姉妹がお絵書きして遊んでいた。 418から152。 ちょっとわき道に入って、みどり湖を観る。とても気分のいいとこだったので、ひとりでコーヒーを湧かして飲んだりした。 梨元ていしゃばで、ジンギスやきそば。ここも来るのは二度目かな。 泊まるところを探して251をうろうろ。鹿の群れに何度か遭遇。 昨夜のように、どこか山のなかでテントを張ろうかと思って、すこし急な登りの林道に入ると、わがスクーター、突然ブブーンって大きな音を立てて止まってしまった。 フォーサイトは林道走れないのだろうか。 しばらくエンジンを休ませてから、気を取り直してさらに林道の奥に入っていくと、熊が冬眠にでも使ったかもしれないような穴ぼこをみつけたり、古いお墓をたくさんみつけてしまったりしたので、不安になってきた。三ヶ日よりも高度のある場所なので、かなり寒い。旅なれないおれには危険な気もしてきたので、野宿はやめて、地図に書いてあるここらのキャンプ場を探すことにした。 まあだいたいどこもやってないんだけど、ひとつだけ大きなオートキャンプ場が開いてるのをみつけた。かっこいいログハウスがいくつも立ってる見るからに高そうなキャンプ場。一応値段きいてみた。ひとりでバイクなら1000円でいいよっていわれた。プラス500円でお風呂付き。ここ、ほんとは普段一区画3500円のキャンプ場だそうだ。ぎゃっ。まだ桜も咲いていないくらいの山の中、ふびんに思ってオマケしてくれたんだと思う。じぶんの基準としては、じつは微妙なお値段だけど、お風呂に入りたかったし、こういう贅沢なキャンプ場をひとりじめするのも楽しそうと思ってお世話になることにした。 このキャンプ場、本日が今季の初日だとか。ここのお風呂の常連さんらしきひとたちが集まっていた。テント泊はおれだけだけど。 つるつるした気持ちのよい鉱泉のお風呂にゆっくり入ってから寝る。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ------------------------------------------------------------------------ 4月24日(日) じつはおれ、冬用のシュラフ持ってなくて、10年以上まえに買ったコージツオリジナルのスリーシーズン用のシュラフに、オールウエザーブランケットっていういわゆるサバイバルシートを巻いて寝るだけの軽装だったので、夜明け前くらい、あまりの寒さで目が覚めた。昨晩のお風呂効果もここまでは持続しない。外に出ようとテントのジッパーを開けたらパリパリ音がした。フライシートに夜露が凍っている。寒いわけだ。 とりあえずそこらへんの木切れを集めてたき火をしながら片付けを始める。 ネイチャーストーブっていうアウトドアグッズも持ってきていたので、最初それでたき火を始める。これ、ちいさなたき火でお湯わかしたりできるものなんだけど、 おれは使うたびに、大きな木切れを溢れるほどつっこんでしまう性分なので、 いつも不完全燃焼で消えてしまう。ちいさな枝を選んで丁寧にたき火すれば、おもしろい道具なはずなんだが、なかなかうまく使えない。けっきょく普通のたき火にした。 荷物を積んで、管理人さんに御挨拶して出発。 210を北上。鹿の群れに遭遇。 まだ冬枯れの凍てつく山のなかを走っていると、とつぜん極楽浄土のように桜だか梅だか桃だか知らないが、とにかく花がたくさん咲いているところに出る。すみよしやというこれは料理屋なのかな、店のまわりが日本庭園のようで面白い。 駒ヶ根のかっこいい町並みを抜けて伊那に行く。伊那名物のローメンが食べたかったのだけど、まだ午前中の早い時間なので、店はどこも開いてない。 待ってるとどっかの店が開くかなあと、近くの公園の駐車場にスクーターを停めてしばらく時間をつぶすことにしたが、ここがまた枝垂れ桜がみごとに満開。観光のかたがたもたくさんやってきて感嘆の声をあげていく。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 桜をバックに、おたがいに写真を撮りあっている年輩の御夫婦がこちらを見てなにか言いた気にみえたので、「シャッター押しましょうか?」と声をかけてみたら、そういうことがいいたかったわけではなかったみたい。でも成りゆき上、おふたりの写真を撮って差し上げる。しかし、普通にふたり並んだところで普通にシャッターを押してしまった。これは失敗。もっと上手に背景に桜を入れて、もうひとくふうすれば、この場所でなら額に飾れるくらいのいい写真がきっと撮れていたはず。ひとのカメラでもう一枚撮らせてくれともいえないし、とっさのときに気がきかないなあおれ。 いつまで待っても店は開きそうにないので、ローメンはあきらめて出発。 高遠の満開をすぎたソメイヨシノを見ながら走って、小淵沢から高原の道路で清里へ。どこかの道の駅で山菜そばを食べる。 中津川林道で帰ろうと野辺山、川上村あたりをうろうろしてたら、中津川林道通行止めの表示をみつけてしまったので、予定変更。ぶどう峠から299に入って、恐竜の足跡と、走り続ける。どこかの店で煮込みうどん定食を食べて、秩父を越えて、16号。新青梅街道で帰宅。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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