「南の魚」第2巻第2話ネーム中
 2011年6月2日の制作時間、89分58秒。
 ネーム、21ページ(2-5)途中まで。

 ユーチューブで、若いひとの音楽をいくつか聴いてみた。プリドーンっていう女の子と、モーモールルギャバンっていうのが、けっこう気に入った。
 音楽の世界も、探すとけっこういろいろ面白いのがあるねえ。
 マンガの世界も、探すといろいろあるのかなあ。

 ツイッターのまとめサイト、トギャッターで、「山野車輪氏のコミックス「なる☆まん!もし出版不況のなか女子高生が漫画家を目指したら」について、漫画家・野上武志氏の感想」ってのを読んだ。
 よくわかんねえんだけど、昔、貸本マンガ文化が衰退していったのと同じように、いま、大手マンガ雑誌の文化が終わりつつある。そして新しいカタチのマンガ文化が始まるのかもしれないというようなことかなあ、と読んだ。
 それじゃあこれから始まるマンガはどういうものになるのかなあと、そこらへんのことは、トギャッターでは書いてないけど、おれなりに考えてみたりしてた。
 同人誌とか、自費出版とか、インターネットとか、電子書籍とか、これからのマンガ文化のフォーマットになりそうなものはいろいろある。可能性だけなら、すごいたくさんの道がみえる。
 でも、けっきょくどういう方向に行くのかってのが決まるのは、作品待ちなんだろう。現状をブレイクスルーする作品なり作家なりが出てくるまで、おれたちはぐずぐずぐだぐだと、衰退していく業界をみつめながら、ホソボソやってくのかなって思ったりした。
 若くて元気で才能あるやつらのなかから、なんかすごい作品が出てくるのを待っている感じ。そいつが風穴あけてくれれば、なにかが大きく変わる。そこから道ができていくというような。
 あえていうなら、ビートルズの出現を待っている。

 竹熊健太郎さんの「マヴォ」っていう同人誌が、そういうブレイクスルーを狙ってたんじゃないかと、勝手に思ってたんだけど、どうなのかな。竹熊さんは編集家で、じぶんじゃかかないひとだから、マルコムマクラレン的な立場からピストルズを盛り上げるかのような。
 (でも、おれはひとにパラパラッとみせてもらっただけで、マヴォは買ってないの、すんません)
 あるいはおれが知らないだけで、いろんなマンガがもっとあるんだろうなあ。おれが知らないだけで、たくさんの風穴が開けられていて、たくさんの道があるのかもしれない。
 コミティアには、ずいぶんご無沙汰してたから、まだちょっと手探りで道を探している。おれはまだそれくらいの感触しかつかめてないのだ。
 こないだは、じぶんのを売るだけで精一杯だったけど、つぎのコミティアはちょっとひとの作品も見にいこうと思う。

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