6月21日(火)
 朝おきて、きのうコンビニで買った食い物の後半を喰って、トランギアでコーヒーを入れる。昨晩NINさんレギュラーコーヒーに懲りたみたいで、今度はインスタント、いわゆるスティックコーヒー。
 テントもぜんぶ片付けて、男ふたりタンデムで出発。白石駅にNINさんを送る予定だが、せっかくなので、ちょっと遠回りで、もうすこし走ることにする。457号から51号、南蔵王七ヶ宿線。 なんかよくわからない裏道に迷い混んだりしながら七ヶ宿湖を観る。せっかく梅雨の準備してたのに、すげえいい天気の湖。
  113七ヶ宿街道を走って白石駅に着く。白石って全然知らなかったけど、歴史ある街なのかな、かっこいい建物が多いかんじ。
 駅前の喫茶店で食事して、NINさんとの一泊蔵王旅行はおしまい。白石駅から仙台へ、NINさんは電車に乗って帰っていった。

    

 ふたたびひとりの旅となったおれは、4号線を南下。もっと北を目指すアイデアもあったけど、一週間くらいの旅のつもりだったので、ここらでのんびり引き返すことにした。
 福島あたりで道に迷いながら115号で猪苗代湖へ。会津若松白虎隊。道路の両側に立ち並ぶ、古い民家は赤か青のペンキを塗ったトタンの屋根が多いなあ。
 背あぶり山に無料のキャンプ場があるようなので、そこを目指す。294の茨城街道から山奥に入る背あぶり山の周辺は、なんかとてもいいところ。あまりひとのいない森のなかの、走りやすくて広い舗装路。でもキャンプ場は、駐車場にスクーターを停めてから、ちょっときつい険しい道を数分登らなくてはならない。登ったところにきれいな広場がひろがってるけど、平日だからだれもいない。なんかちょっとキャンプしずらい。(あとで調べたらこのキャンプ場は、まえもって要予約とのことだった)
 とりあえず会津若松の街なかで、ラーメン食べながら、どうしようかなあなんて考える。
 それでもう一回夕方くらいになって、背あぶり山のキャンプ場にもどってくるが、スクーターを置いて、荷物持ってきつい坂を登るのはやっぱりつらい。管理人さんがいれば、安心してのんびり荷物を運んだりできるんだけど、無人のキャンプ場の場合、万が一のとき、すぐに撤収できるほうがやっぱり安心。なので、キャンプ場ではなく、ひと目につかない道から奥に入ったところで、勝手に野宿させていただくことにした。
 テントを張るのもめんどうなので、マットだけしいて草枕、スクーターの横で空をみながら寝る。なんとなくおっかないからラジオは朝までつけっぱなし。NHKのラジオ深夜便、学校の先生からペンション経営へと転職したおばさんのココロアタタマルいろいろなハナシ。

    

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