「南の魚」第2巻第1話ネーム中
 2011年5月2日の制作時間、42分40秒。
 ネーム、3ページの途中まで。

 んー、なんか違うなあ…。
 またここんところはやりなおすか…。

 2巻のオープニングなので、もうちょっと間をとって始める感じがいいのかな。
 なんかリズムの問題なんだが、時間の余裕のあるときにかかないと、むずかしいのかな。細切れの時間のなかでかいてると、マンガのリズムが計りにくい。

 マンガのリズムって、なんだろう…。
 むかしほどおれは、マンガのリズムにこだわらなくなってきた。でも、こだわってたはずのむかしのマンガを読み返してみると、けっこうリズムめちゃくちゃなんだよな。ま、そんなもんかもしれないが。
 エラソーに語れるほどかいてねえからな。

 おれのマンガは、あんまりアクションとか、格闘シーンはないから、そんなにこだわんないんだけど、ジャンプ系のアクションマンガをかいているひとは、きっとすごいリズムにこだわるんだろうと思う。
 でもアクションシーンってのは、すげーページ喰うからな。ページをかせぎたいプロのマンガは、アクションシーンでかせげると考えりゃ都合がいいんだけど、自費出版のマンガは、できるだけ、ページを節約したかったりして。ただでさえ、同人誌ってのは、「薄い」「高い」「つまらない」っていわれてるもんなんで、薄いなかにもいろいろアイデアを詰め込もうって思ったら、アクションシーンは、どっちかっつーとすくないほうが都合がいい。
 つまりプロのマンガは、かけばかくほどお金が入るが、自費出版のマンガは、かけばかくほど出費がかさむ。

 しかしアクションに限らずマンガのリズムってのは、ヘタに考えると無駄なコマが増えてしまいがちだな。同じコマの繰り返しばかりになってしまったりして。それが面白いってマンガもあるけれど。ぼのぼのみたいなリズム重視の芸風も、やっぱりすごいなあ面白いなあって思うわけだもんな。
 そういえば最近は、可愛い女の子が出てくる4コママンガが、人気みたいだけど、それも、つまり、リズムのマンガなのかな。くわしく知らないんだけど、らきすたとかそういうやつ。
 マンガを読むときの気持ちよさってのは、いまは起承転結とか、ストーリーとか、意外なオチとか、そういうものよりも、リズムのほうが大事なのかも。
 昔のマンガのほうが、すごい壮大で面白いストーリーのやつとか多いように思うんだけど、いまの感覚からすると、なんか古いなあって感じがしちゃうのは、つまりその、リズム感の問題ではないかと思えてきたりする。

 とかなんとか、じぶんのことはタナに上げて、エラソーなことを書いてみました。
 こういうエラソーなことを書くと、いざ机に向かってじぶんのマンガをかこうとするときに、とってもつらくなる。なんだいおまえ、クチではエラソーなこというくせに、ぜんぜんできてねーじゃんって、ツッコミがココロの奥底からわき上がってくるのだな。
 まあそんときはそんときです。すんません。あやまって逃げます。

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