入稿準備
 2011年4月13日の制作時間、33分00秒。
 表紙、本文、プリント見本を作成。
 全データ、EPS変換。

 やっとできたマンガ、プリントして読み返してみた。しかし、なんだかよくわからない。あれれ、おかしいぞ、面白いと思ってかいてたはずなんだが、このマンガ、面白いか????? 
 なんだかすげー不安になってしまったので、とりあえず、近所のデザイナーの小出くんに無理いって来てもらって、もういっぺん読み返してもらった。
 小出くんいわく、うん、まあこないだ読んだのと同じで、大丈夫なんじゃないの。
 んー、さいですか。
 そんじゃま、そういうことで、これで印刷しよう。
 たぶん大丈夫と思う…。

 だいたい毎日かいてる本人にとっては、いまかいているマンガが、もう客観的に面白いのかそうでないのか、判断ができなくなっちゃってんだな。毎日まいにち毎日まいにち読み返してきたからな。いまさら読み返しても、なにがなんだかわかんなくなっちゃってる。
 それと、こないだの震災以降、モノの価値観が大きく変わってしまった。なにが面白くて、なにがつまらないか、こういうことも、これから大きく変わっていきそうだ。
 そんなわけで、なんだかとても不安な精神状態になってしまってましたな。


 作者ってのは、自分の作品について、いろいろと考えるもので、良いと思ったり、悪いと思ったりするものだ。でも、そういうことをいちいち白状していたら、読者はその作品を安心して読めなくなってしまう。したがって、自画自賛こそが読者に対する忠実である。
 っていうようなことを、たしか、川端康成が言ってた。

 そのとおりだと思う。

 なので、おれもできるだけ自画自賛しようと思う。
 面白いよ!

この記事のURL