第3話ペン入れ中
 2011年3月21日の制作時間、120分29秒。
 ペン入れ、40ページの途中まで。

 遅いなあ。もっとペースを上げなくてはな。

 なんかさ、コミスタでペン入れを始めてから、フォトショップのCS5を買ったわけですよね。そしたらさ、じつはおれがかこうとしていたマンガの雰囲気は、コミスタで仕上げるより、フォトショップでやるほうが、向いているんじゃないかという気がしてきちゃってさ。だもんだから、さてこれからどうしようって、迷ったりもしたわけです。
 でも、そうやって、ふたつのソフトを比べてみると、逆に、コミスタならではの面白さってのも明確になってくるわけなんだよな。だから、いまかいているマンガは、予定を変更して、思い切りコミスタならではの面白さを追求してみたいなあって、すこし向かうべき方向が変化してきた。
 コミスタらしさを生かすような気持ちで作れば、けっこう効率よくペン入れもスピードアップできるんじゃないかな。コミスタでフォトショップみたいなことをやろうとしていたから、空回りしてたのかもしれない…。

 とかなんとか考えてみたりもしています。

 でも、コミスタならではの表現を考えると、おれはそういうマンガのことをよく知らないもんでね、逆に手探りで時間かかるかもしれない。

 それにいまかいているのは、1巻だからな。これから2巻、3巻と続けたいわけだ。コミスタで仕上げていくとなると、2巻以降は、もっとワイワイした感じかなあ。たぶん、もっと楽しく元気で、マンガチックな感じ…。そういう方向のほうが、コミスタらしいと思う。うん。
 ま、そういうこともなりゆきまかせのマンガですからね。これで行こう。

 …と、こういう文章を、毎日更新してるわけなんだけど、ここのサイトを読んでくださってるかたには、どんなふうに見えてるんだろう…。
 客観的には、いま、おれはそんなにすごいマンガをかいているわけではないんだと思うんだが…。
 マンガを見せずに、制作日記だけを公開しているので、コジマはさぞやすごいものをかいているんだろうなあとかさ、期待されると、あとでガッカリさせてしまうんじゃないかと、そういうことが心配になったりしてね。
 万が一、このサイトが苦悩する芸術家の日記みたいにみえてたら、本ができたとき、たぶんずっこけるよ。そういうんじゃないですから。

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