第3話ペン入れ中
 2011年3月15日の制作時間、32分10秒。
 ペン入れ35ページの途中まで。

 おいおいなんだよ、イマイチ制作時間少ねえじゃねえか。あんまり落ち込んでもいらんないぜ。どんどん行こう!!
 ま、ほかの仕事もしてたんですけどね…。(言い訳ですね)

 さて、今回の地震とその後のいろいろで、マンガのあり方、これからどんな感じになってくのかな。
 なんつーかさ、いままでって、平和すぎる日本で暮らしているあまったれた自分ってのが、根底にあったなあ…、なんて思う。もちろんおれのハナシ。
 つまりマンガでもなんでも、そういう創作されたものっていうのは、現代の社会の雰囲気や、ひとびとの生きかたが土台にあって、そのうえで成り立っているって面があると思うわけですよ。だから、先日の大地震とその後のいろいろで、作品の土台となる部分も、すごい揺さぶられてしまった。おれたちの生きかたの根本的なところが、いま、問い直されている。だから、作品の土台も問い直されている。つくってる作品の土台が変わってしまったのだろうか…。
 でも、もっともっと深いところには、きっと時代の変化とかそういうものとは関係ない、人間のなにかがあるんだろうなあ…、とも思う。
 おれはどこまで行けるだろうか。

 なんてカッコつけて、ココロザシ高そうなこと書いてみたけど、15日の制作時間が32分ってのはちょっとナサケナイネ。
 そんで今日、16日は、暗くなってからここらへんは計画停電なんてのもあってさ、おれはパソコンでペン入れしてるもんだから、停電中はペン入れができねえじゃんな。
 うんうん、そんなこといったって、いまみんながたいへんな時期ですからね、こちらはまだまだ元気にやれる環境にある。この程度で弱音吐けるわけがねえ。こっちが負けたらいけません。まずはカラ元気で助走をつけて、ドーンと復興して、まえより面白い世の中にしていこうぜ!

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