家にたとえると…
 アイデアを家に例えるとするじゃんか。
 そんで、家がたくさん並んでんだよ。
 家のなかに上がって、住んでるひとたちと腹を割ってオハナシすれば、また面白いことがたくさん聞けるんだよな。
 だけど、16ページのかぎられたなかでは、家に上げてもらえるまで、親しくなるのはむずかしい。とりあえず、その家のまえで、ご挨拶しておしまい。
 そしてつぎの家に行く。
 そこでもご挨拶しておしまい。
 そしてつぎの家に行く。
 これをやってしまうと、さまざまな家のバリエーションがあるにもかかわらず、どのエピソードも、ご挨拶しているだけのマンネリズムなわけだ。

 ということをなんとかする方法は…、って考えていたら、留美子先生の「うる星やつら」を思い出した。
 留美子先生のマンガは、登場人物みんな、ご挨拶もなく勝手にひとんち上がり込んで、こたつに入って大騒ぎしているもんな。
 なるほどなー…。

 と、いまさらあたりまえなマンガの仕組みをあらためて考えたりしている昨今…。

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