日記って…。
 なんとなく思いつきで、マン研日記なんてのを始めてしまったわけだ。
 いまかいてるマンガも、どっちかっていうと、軽く笑って読めるような、そんなようなモノのつもりなのだが、こうやって制作日記を公開してしまうと、重く受け止められてしまわないかと、ちょっと気になったりして。
 例えば、テレビでよくみるお笑い芸人さんって、陰ですごい努力してたりするけど、そういうのをお客さんには見せないわけだよねえ。笑ってもらえるのが彼らの勲章なのであって、陰の努力を見せてしまったら、努力賞狙いのようになってしまう。よくがんばったねえって、お客さんが感動して涙ながされても、芸人さんとしては悲しいわけだ。
 だから、おれもそういうふうになってしまわないかと、ちょっと心配になったりして。

 とかなんとか、考えてしまったけど、ま、おれの場合は、たぶん大丈夫かな。毎日日記書いたとしても、じつはちっとも努力してないってのがバレるだけだもんな。
 雑誌連載を持ってるようなプロのマンガ家さんたちの、本気の仕事は、こんなもんじゃないもんな。キッチンタイマーで仕事時間を計ってたりするの、笑うだろうなあ彼らは。
 まあそういうのも笑ってみていただければ、それはそれでありがたいか…。

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