「南の魚5」したがき25P途中まで
 2014年8月5日の制作時間、22分59秒。マンガ「南の魚」第5巻、第2話のしたがき中。だいたい25ページの途中まで。


 最近数名の大学生とちょこっとオハナシさせていただくことが多いんだが、こないだそのなかの某美大生に、「コジマさんは好きなものかいてますか??」っていうような訊かれてね、そのときにはなんて答えたんだっけなあ…。
 たしか仕事で描く絵と、趣味で描く絵と、おれの場合、微妙に画風が違うっていうようなことを答えたような記憶があるんだが、あんまり憶えてない。おれは将来アート系のなにかに関わって行かれるだろう若者に、参考になるようなこと申し上げられるようなオトコじゃないんだけど、なんかいつものとおりいっぺんのお返事しかできなくて、ちょっと考えちゃった。
 改めて家に帰ってきから、さて、おれはホントに好きなものかいてるのかな、なにが好きなのかな、好きってなにかな、なんていうことをアレコレ考えてみたりして。

 仕上がりはどうでもいいけれど、かいている時間が好きな絵やマンガもある。
 かいているあいだは苦しいけれど、仕上がった状態が好きな絵やマンガもある。

 この場合の好きのポイントはどこ?? 目標のハナシ?? 過程のハナシ??

 あるいは、未来が好き? 過去が好き?? いま現在が好き??

 かいているあいだも好きだけれど、仕上がった状態も好きな絵やマンガができればいいなあ。

 たぶん仕事としてやるひとは、作業し続けるのが日常だから、かいている時間が楽しい好きな時間であるのがいいんだろうけど、ときどき苦しいときもある。

 仕事でかく絵は、基本的に編集さんや作家さんとのコラボレーション。共同作業の楽しさを目指してたりする。

 仕事でかく絵やマンガは、ある程度の仕上がりの予想つくものをかいていたりする。
 趣味でかく絵やマンガは、仕上がりの予想できないものをかくことが多い。じぶん自身がじぶんの作品でびっくりしたい。楽しみたい。
 なにができるかわかんないものをかくのは基本的に楽しい。じぶんの思い通りにならないことと戯れる。趣味ではそんな感じだけど、それだと仕事にならないかな。
 おれは映画や演劇を作りたいと思わないんだけど、それは、個人の作品というよりも、多くのひとたちとの共同作品で、あまりにも作者の思い通りにならないことばかりのなかでの作業という気がするから。でも、それを仕事にしているひとたちも、世の中にはたくさんいらっしゃるので、仕上がりの予想できないものでもビジネスにすることは可能なんだろうと思う。

 んー、もうちょっと深いこと書けそうな気がして書き始めたんだけど、もういいや。超駄文。
 こういうの、ちゃんと書こうとすると時間かかっちゃうから…。

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