今週のだらだら書き(98.7.20)

 こんちは。コジマケンです。ホームページみてくださってどうもありがとうです。
 このページ開設してから、ひと月ちょっとがたちまして、なんか週にいっかいくらい更新できるようないい加減なコーナーでもあったほうがいいかなーと思いまして、「今週のだらだら書き」ってのやってみようと考えたんですが、どうでしょう。
 当初はめったに更新されない作りっぱなしのホームページのつもりだったんだけど、でもやってみたらやっぱちょくちょく更新したほうがいいのかなーという気もしてきまして、きらくにできるもんで、だらだらと文章でも書いてみたいと思います。いわゆる日記のコーナーみたいなののナマケモノ版です。毎週書くってのも怪しいです。たぶん無理だと思うんですが、ミエ張って「今週の」って銘打ってます。

 最近のぼくの読書傾向は海洋児童文学です。といってもたまたまそういう傾向の本が三冊続いたってだけなんですが。アーサー・ランサムの「ひみつの海」(岩波書店)、ルーシー・Mボストンの「海のたまご」(大日本図書)、マーガレット・マーヒーの「いかさま海賊こんぐら航海記」(福音館書店)と続けて読みました。
 アーサー・ランサムの「ひみつの海」は全集の第八巻で、このシリーズ、数年まえにぜんぶ読みたくてそろえたんだけど、途中であいだがあいちゃってばっかりでまだぜんぶ読み終わっていない。好きな世界なんだが、ぼくものんびりしているし、この本ものんびりしてるからな。相性良すぎて眠ってしまってな……。
 いまのところ八冊読んだ段階で、いちばん好きだったのは「オオバンクラブの無法者」。メインの主役が全然でてこない一冊だったんだけど、そのぶん一冊で完成された感じがして好きだったなー。
 ルーシー・M・ボストンは、「グリーン・ノウ」のシリーズが有名らしいのだが、いまのとこぼくはまだそっちは読んでいない。「海のたまご」は、ふたりの少年とトリトンの友情のはなしなんだけど、なんだかすごく海洋少年耽美な世界って気がしちゃった。こういうのって十代の女の子が思い描く理想の少年のものがたりってかんじがしてたんだけど、ボストンおばあちゃん、60すぎてこういうの書くの可愛いって思った。なんだか雰囲気的にマンディアルグの「満潮」っていうエロチックな短編小説を思いだしてしまった。素敵。
 マーガレット・マーヒーの「いかさま海賊こんぐら航海記」は、ぼくの好きな海洋冒険ナンセンスで、このテの本はいままで、エリック・リンクレーターの「みどりの海の海賊」と、長谷川四郎の「ダンダン」と、北杜夫の「船乗りクプクプの冒険」あたりがサイコーって思ってたんだが、マーヒーさんも入れることにしよう。なんだか笑ったなー。かんたんな英語の駄じゃれが多い本みたいで、翻訳で苦心してらっしゃるのが英語のできないぼくでもとてもよくわかってしまった。ああ面白かった。

 最近のぼくの仕事中のBGMのお気に入りは、とくに新しいものじゃないけど、ポール・モチアンの「オン・ブロードウェイ,VOL.3」。リー・コニッツとビル・フリゼールが参加してるってんで、買った。なんだか最近、ビル・フリゼールがとても気に入ってんです。
 春頃だったかな、マーク・ジョンソンというベーシストの「サウンド・オブ・サマー・ランニング」ってCDが発売されて、新宿丸井の地下のヴァージン・メガストアの視聴機にあったから聴いてみて、とても気に入って買ったんです。このCD、ギターふたりにドラムとベースのカルテットなんだけど、ギターのふたりがなんだか好対象で良かった。よくわかんないんだけど、くるくる早弾きしているのがきっとパット・メセニーで、ぺらぺらへんなことしてんのが、ビル・フリゼールなんかなーとか思って、フリゼールさんってへんなひとだなーって思って気に入ってしまったんです。
 そんなわけで、その後ビル・フリゼールを何枚か買ったんだけど、いちばん気に入ったのは最新作の「ゴーン・ジャスト・ライク・ア・トレイン」。あと「イズ・ザット・ユー」もヘンでよかった。「ナッシュビル」も味わいがあっていい。でもこのひとときどき、凡人のぼくにはついていけないような世界を展開してらっしゃるのもあるみたいで、買って帰って「あちゃーっ……」って思ったこともある。だからそのあとからぼくも用心深くなって、ビル・フリゼールがギタリストとして参加しているほかのひとのCDを買うほうが安全なんじゃないかと思い始めているところなのだ。いやはやまったく素晴しいなあ…。

 てなわけで「今週のだらだら書き」はおしまいなのだ。あんまり面白いこと書けなかったが来週もこのコーナー続くようだったら、なんかもっとマシなこと思い出しとくよ。なんかの間違いでうっかり誰かのヒマつぶしにでもなってくれたらそれはそれで恩の字だ。
 来週ってのがいつのことだか、いまはまだわかんないけど、そんなときがあったらまたよろしく。

98.7.20 コジマケン

今週のだらだら書き(98.7.21.月曜日)


 ぼくのマックはパフォーマ5320で、たしかおととしの夏の終わりのころ、近所の電気屋で買いました。店頭見本で並べられていたものなので、手垢ですでにいくらか薄汚れていたんだけどそのぶん安い値段になっていまして、それでも売れねえかもって心配したんでしょうかおまけでハードディスクも増設してくれていたものだったんです。
 ぼくはそれ買って、小型スクーターの後ろの荷台にくくりつけて帰ってきました。前の荷台にはプリンタをしばってくっつけてました。あまりにも不安定でゆらゆらだったためか、お店のひとにも「大丈夫かいー」って心配されたんですが、まあなんとかやっとこさっとこ帰れました。ほとんど徐行運転の足つき状態で、雪の日の自動二輪のようにのろのろと走って帰ったんです。
 あれから二年。
 いまぼくははじめて自分のパフォーマ5320につける名前を思いつきました。
 名付けて、「フウゼンのトモシビ号」です。
 これからぼくはこのマッキントッシュ・パフォーマ5320をフウゼンのトモシビ号と呼びたいと思います。

 もともとぼくはコンピュータのようなものは大の苦手でありまして、だもんだからイラストレーターの友人たちからは、もっと本格的な仕事で使えるマック買ったほうがいいよっていわれていたんだけど、きっとどうせそんなに使えなくて、最終的にはゲームやるだけの機械になるだろうっていう気もしていたので、パフォーマを選んだんです。たぶんもっと本格的なコンピュータを買っていたら、使えるようになるまでに時間もおかねもあれこれとかかったように思うので、ぼくの場合、パフォーマにしたのは正解だったと思う。
 フウゼンのトモシビ号は、内臓モデムが14.4kbpsでありまして、これ遅すぎてインターネットには向いていません。去年までのぼくは、パソコン通信を少々たしなむ程度のものでしたから、そんなモデムにも不足を感じたことなかったのですが、インターネットであちこちホームページを渡り歩くようになってから、この14.4kbpsという数字の恐ろしさを思い知るようになるわけです。
 フウゼンのトモシビ号はホームページ上にある掲示板への書き込みがほとんどできません。何回か成功したこともあるのですが、まずたいていフリーズしてしまいます。そのあといっかいフリーズを経験したページに再度飛ぶともうそれだけでたいてい固まってしまいます。1ページにたくさんのインライン画像を配置したページも危険です。バナーをたくさん集めたページなんて恐ろしくてとても行けません。凝ったGIFアニメーションもときどき固まる原因になります。それから、音楽が流れ出すような仕掛けのあるページも背筋が寒くなってしまいます。「ムービーの読み込み」のダイヤログ・ボックスが表示されたら即座にキャンセル・ボタンを押さなくてはなりません。最近ではキャンセル・ボタンを押してもダメだったなんてことも頻繁になってきました。ときどきバチンと音がして画面に電気が走るのですが、あれはいったいなんなのだろう……。
 このホームページは、そんな愛らしいフウゼンのトモシビ号で作っています。

98.7.21 コジマケン

98年7月29日


 こんちは。ホームページみてくれて、どうもありがとう。
 さて、先週からなんとなく始めてみたこのだらだら書きのコーナー、自分のなかでいちばん不評です(笑)。はやく削除したいコーナーのナンベル・ワンです。適当に、機会をみはからって、削除していきます。(ここはニフティのホームページだから、5MB以上増やせないんですよ)
 まあこのコーナーはどうせたいして意味はないのだ。なんか更新しといたほうがいいかなっていうだけで書いている刺身の盛り併せについてるダイコンみたいなもんなんです。安い盛り併せだからダイコンばっかりなんですよ。

 そうそう、こないだうちのマックがぼろくってよーってなこと書いたら、数人のかたからメールをいただきました。それによると、なんかみなさんうちよりひでえの使ってらっしゃるようですねー。感激しましたー。
 みんなそんな壊れかけのコンピュータでお仕事してらっしゃるのですかー。なんだか人生ツナワタリですよねー。生きた心地しないでしょ。まあ生きた心地しないほどスリリングなほうが、生きている実感はありそうですけどね。ときどきならってことですけどね。
 そんなわけでみなさんのオハナシ伺っているうちに、だんだんうちのマック「フウゼンノトモシビ号」ってんですけど、こいつもまだまだイケルのかも知れねえやなーってマジックぞうきんでふいてやったりしていたら、なんかちょっと調子よくなってきた気がします。いま「フウゼンノトモシビ号」から「蘇るフェニックス号」に、改名しようかなーなんて考えてんですけど、どうでしょう。

 何か月かまえのことなんだけど、プレステでミストやってて、地下でジェットコースターみたいのに乗るでしょ、あそこから先に行けないの。もういやになっちゃって、やってないんだけど、どなたかご存じのかたいらっしゃいます? メールいただけるとうれしいです。

 なんか突然思い出したんですけど、高校生のころかなあ、電信柱にのぼるのが好きだったんです。まああんまり上のほうまでは怖くて行けなかったんだけど、なんだか電柱をみると無性にのぼりたくなってしまうんですよ。
 青木くんちにあそびに行って、家の前でひとりで電信柱をよじのぼっていたら、青木くんのお父さんがトイレのまどからたまたまそれを見つけたらしくって、あとで「おまえの友だちの小島ってやつは凄いやつだなー」って呆れていたらしい。高校生にもなってひとりで電信柱にのぼるのってへんだったのかって、そのとき初めて気がついて、それからのぼってないんですけどね。
 でも自分のうちの屋根にのぼるのは二十歳すぎてもやめられなかったなー。なんでだろう。
 みなさんはなににのぼってらっしゃいます?

 こないだMさんにプロバイダは無制限にして電話はテレホーダイがいいよっていわれて、テレホーダイってなんだろうっていろいろしらべてみたらなんだかオトクな気がしてきまして、きのうNTTのテレホーダイのサービスに加入してきました。来月の16日から有効になるらしいです。プロバイダのほうはあいかわらずニフティなんだけど、これも特別コースにしようかな。無制限にまではならないんだけど。
 ぼくはいまのところニフティサーブのIDしか持ってないんですが、ほかのインターネットのプロバイダに加入したほうがいいんでしょうかね。メールアドレスがたくさんできちゃうのがうっとうしいのでできるだけニフティから動きたくないのですが、なんだかときどき考えちゃいます。ホームページも5MB以上増やせませんしね。いまだいたい5MBくらいです。

 まあそんなわけで、またね。

98.7.29
コジマケン


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