2000年3月5日

へんな顔

　ぼくはよく居酒屋での飲み会なんかで、ひとからコジマくんは酔ってもあんまり顔変わらないねーなんていわれることがある。未成年のころからよくいわれていた。もしかしたら酒を飲んでも酔いがあんまり顔に出ないタイプなのかもしれない。じぶんでじぶんの顔をみるということは、鏡を使うか写真にとるか、いずれにせよなんらかの特殊な方法を用いないかぎりは不可能なので、とりあえず相手のいったことは真に受けることにして、ちょっとトイレに行ってくるよっていって席を立つとするでしょ。そんでもってその狭い居酒屋のトイレに行くとたいていよこっちょに小さい鏡があるわけで、おれってホントに顔に出ないタイプなのかなーってちょっと鏡覗いて確認してみると、うぎゃーっ、なんだこの酔っぱらいのひでーマヌケヅラはーってびっくりしちゃう。鏡のまえにいるのは目のまわり真っ赤で油断しきった寝ぼけ顔で、にたにたしている気持ちの悪いじぶん。これがぼく!?
　こういった経験がぼくにはけっこう多い。このことについて深く考えてみたい。なぜみんなは酔ったときのぼくの顔も、シラフのときのぼくの顔もあんまり変わらないと思い、なぜぼくは酔ったときのじぶんの顔がシラフのときの顔にくらべてショッキングなほどひどいと認識してしまうのだろうか。
　おそらくまっとうなひとつの答えとしてはひとの脳ミソが認識するときの問題。じぶんの顔をみるときは健康状態や精神状態に注目している。他人の顔をみるときはそれが誰だかってことに注目している。だから、みんなはぼくの相当酔っぱらっている姿をみても、あ、おまえはコジマケンだって認識できるわけだから、ぼく自身が気にしているほどの顔の変化もまるでみえていない。たぶんそういうことなんじゃないかなあ‥‥。
　でもね、そうだとしたら、なんでわざわざぼくに対して、顔変わらないねー、なんていうんだろう、ほかのひとにはいわないでさ‥‥。だって、その説が正しいとしたら、すべてのひとに対して同じように思うわけでしょ。ここんところが説明できてないと思うんだなこの考えでは。
　で、もうひとつの説を思いついた。
　酒を飲んでいないときのいつものじぶんは、鏡をみるときつい無意識にシャキッとしているのではないだろうかという説。駅のトイレなんかで手を洗いついでに鏡みて髪形直しているひとなんかをみていると、キリッとしたかんじのかっこいい顔して鏡に写ったじぶんをみながら両手で髪をかきあげたりしている。そんなにかっこいい顔のひとでなくたって、ちょっと気合い入れてキリッと苦みばしってみれば数秒くらいはそれなりにかっこいい顔ができるものでしょ。もしかして、もしかして、鏡でみるときだけに無意識でやってしまうじぶんのそのかっこいい顔をもってして、いつものぼくの顔だと思っていたら、そりゃ大間違いなのかもよ。おいおいどうするーっ?　っていう問題。
　恐ろしいことだがぼくはふだんは鏡でじぶんの顔を認識しているから、キリッと苦みばしっているじぶんの顔しか知らないわけだ。たぶん子供のころからの癖になっちゃってて知らず知らずにやってしまうじぶんのいちばんいい顔だけをもってして、これがじぶんだと認識しているわけだ。ひとと会って話ししているときの顔とかはよく知らない。道を歩いているときの顔も知らない。自転車で走っているときの顔も知らない。やばいっ、こりゃもしかして一大事かもよ。
　つまり、やっぱりまわりの友人たちの指摘どおり、酒を飲んで酔っぱらってもあんまり顔は変わっていないのかもしれない。ただアルコールの入った効果で、いつもだったら鏡をみるときに無意識にしてしまっていたキリッと顔を苦みばしらせることをし忘れたまんま鏡をみてしまうわけなのだ。そこでみるのは酔っぱらったじぶんの顔でもあるのだけれど、ふだんじぶんだけにはわからないように、ひた隠しにしてきたほんとうのじぶん自身の顔なのかもしれないんだよな‥‥。っていうことは、あのにやけたマヌケヅラこそが、みんなの認識していたコジマの顔だったってことなのだろうか。あー、悲しいっ!!　じぶんはもっとかっこいいと思ってたっ!!　とどのつまりはじぶんにだまされていたってことだったのだーっ!!
　って考えてみたんだけど、どう?

　そうそう、デジカメをこっち向けてじぶんの顔撮るときなんかもそう。ほんとうのじぶんの顔をすっかり忘れて、知らず知らずにキリッとした顔しちゃったりなんかして。だんだんその気になってくると、こりゃおっちゃんでもちょっと頑張ればネットアイドルできちゃうかもーなんて身の程知らずな妄想までふくらんじゃったりなんかもして‥(笑)。
　最近なんだかネットアイドルのホームページをサーフィンするのがちょっと面白くってさ、あちこちみてたんです。ま、ほとんどが女子ばかりで、男子はあんまりいないんですけどね。ネットアイドルの人気投票みたいなことやっているサイトもあって、女子のネットアイドルのほうは盛り上がってるみたいなんだけど、男子のほうは、上位はさすがにかっこいい子が多いんだなーなんて思ったんだけれども、下のほうにくるとだんだんへんなんなってくる。本気でアイドルしてないひとたちばっかりって感じになってくる。だもんだから、こりゃその気で撮った写真を使えば、もしかしてこのおっちゃんでもいけしゃあしゃあとネットアイドルとして世間をだまくらかすことなんてのも夢でないかもーってちょっとマジで考えてみちゃってさ(笑)、ネットアイドル立候補してみようと思って、登録フォームをみるところまで行ったの(ひーっ)。でもそこんところまでで夢は終わってしまった。そこのアイドルランキングサイトは、女性はただで登録できるんだけど、男性はおかね払わなくては登録できないみたいになっててさ、だからやんなっちゃった。ネットお見合いとかネットナンパのホームページだったらわかるんだけれど、なんでネットアイドルのサイトでも男性だけがおかね払うのか、ちょっと納得できなかったのでした。
　ま、そんなわけでネットアイドルの夢は夢のまんまで終わったんだけどね、こないだあたりアイドル目指してその気で撮った写真があるからさ、せっかくだからこれちょっとだけ御披露目したいのー(笑)。ほらほら、ぼくこれけっこうアイドルできそうな気がするんだけど、どう思う?　猿をしょった美少年、おっちゃん35だぜ、誰だよ笑うなよこれで精一杯なんだから‥(笑)。
　でもね、これはさっき書いたように鏡をみるときに無意識にキリッとしてしまう現象の延長線上のものでしかなくって、これがいつものじぶんの顔だって思っているととんでもない大間違いで、ほんとうのぼくの写真はもっともっとたいへんなんだな‥‥、あんまりみせられないんだけど、みせたらもう誰もこのホームページに来てくれなくなっちゃいそうなんだけど、でもみせちゃう、去年の秋にぼくの親戚のコスプレパーティー(!?)で撮った写真、これなんかいい具合に酔っぱらってる、同一人物なんだよ、おそらくふだんのコジマはこういう顔をさらして街を歩いているのに違いない、あーあ‥‥、やだなー‥‥(笑)。

　あっ、そうそう、コスプレパーティーの写真では、もういっことっても気に入ってるのがあったんだ。ほらほらこれ。これはけっこういいでしょ。わっはっはーなにやってんだコジマは。
　じゃあまたねー。

2000年3月25日

近況でも書いてみよう。

　こないだあたりから衛星経由フフノカノワの冒険も、少しずつホームページ作成ソフトを導入しております。いままでできなかった色つきテーブルなんかもできるようになりました。ゆくゆくは最新式のインタラクティブな工夫のあれこれあるホームページになるかもしれません。きっとまだまだ先のことだろうと思いますが。
　じつはここらでこのホームページ作成ソフトを使ってサイト内全面的にHTML書類を書きかえようかなと思っていたのですが、このだらだら書きのコーナーを作成ソフトを使って書くとなんかうまくいかない、またもやうちのマックがフリーズすることが激しくなってしまいましてあきらめました。作成ソフト上であれこれ文章を推敲するのがちょっとうちのマックにはつらい作業みたいです。このコーナーについてはいつも通りの手書きで括弧BRとか括弧Pとか入れながらやっていきます。

　まあそんなかんじにうちのマックも時代の流れのなかでそうとう限界に来てるのかもなー、なんてちょっと思います。ふつうこれくらい不調になってきたら取り替えどきなのかもしれない。これはいまちょっと考え中。こういうのってパソコン本体だけ買いなおすってだけではすまないでしょうからね。
　そんなかんじにコジマの生活はあちこち時間の無駄しているところがありそうで、インターネットもいまだったらもっとラクチンできるところが古いのいまだに使ってるせいか、なんだか時間くっちゃってね、そういうところでくたびれてたり。
　あと、このホームページで発表しているポストカードなんてのも、だんだん量が増えてきて、ときどき何枚かまとめてプリントアウトしてるんだけど、もういいかげん印刷に切り替えたほうが効率いいかもなーなんて思う。
　コジマの場合、自作のポストカードは名刺みたいなつもりでいつも何枚か持って歩いてたりしていて、そうやってカード持って生活しているとだいたいいつのまにかなくなってきているものだから、そんでまた適当にプリントしておくんだけど、カードの種類が増えてくるとこれのプリントアウトにかかる時間ってのもけっこうばかにならない。もしかしたら金額的にもつもりつもって印刷代とたいしてかわらなくなってきているかも、なんて思ってしまったりすることもある。
　そのほかにもいくつか無駄にくたびれているところが多そう。そういうところをまた整理したい時期だなー。

　このホームページもちょっといろいろ整理したい。とくにこのだらだら書き。最近のコジマはそんなにだらだらと暮らしている感じではないのだ(いやマジで)。だもんだから、そろそろこういうタイトルやめようかなと‥‥。もちょっとふさわしいタイトルにでもしたいかなと‥‥。

　3月のできごとは、大きなイベントとしては毎年恒例の確定申告がありました。コジマは青色申告なので、毎年前年分の領収書をまとめて帳簿に書いて計算して持っていきます。コツコツ毎日帳簿つけていれば申告するときに簡単だと思うのだけど、そんなに毎日おかねのことばかり考えて生活するのもいやなので、一年分をまとめて一気に書く。これが毎年けっこうたいへん。書くだけで何日もかかっちゃう。もっとうまいやりかたないかなーと周囲の友人たちに相談すると、だいたいみんな出納帳を書かなくてはいけない青色申告ではないみたいなんだな。あるいはプロの税理士さんにおまかせってひともいるし‥‥。
　ぼくはなんでこんな面倒な青色申告してるんだろうなーと毎年思うんです。毎年税務署に行ったとき、来年からは青色やめますって言おうと思うんだけど、いっつもいいそびれて帰ってきてしまう‥‥。税務署のひとたちってみんなに青色申告を勧めたがっているみたいだからなかなかこっちからそれをやめたいって切り出せない雰囲気なんですよね。今年もやっぱり言えなくて帰ってきちゃったな‥。はー‥。

　腰痛問題になんかしら決着をつけたいと思ってカイロプラクティックについてあれこれ調べてみました。コジマの周囲ではカイロプラクティックで腰痛が治ったっていうひともいれば、カイロじゃぜんぜん治らなかったっていうひともいる。はて、それではカイロプラクティックとはなんぞや。
　インターネットで調べてみたら、カイロってのは上手な施術者にかかれば効果あるらしいのだけれども、あんまり上手でないひとたちが大手を振って歩いている世界みたいで、そういうのにひっかかっちゃうとホントにおかねの無駄みたい。どこの施術所を選ぶかってので大きく効果が違ってくるものであるらしいです。
　とりあえずタウンページをひらいて近場に効果のありそうなカイロの施術所でもないかなーと探してみました。ネットでカイロについて調べたときは、とにかく大きな宣伝しているようなところはまずあんまり効果ないから駄目みたいとのことだった。本当に効果のあるところは口コミで広がっていくものだからあんまり宣伝しないのが一般らしい。だから友達関係の口コミ情報がいちばん信頼できるみたいなんだけど、コジマには近所でそういうこと詳しいともだちがいまちょっとみあたらない。
　まあそんなわけで結局のところよくわかんないからイチかバチかの勝負に出ようと思ったわけです。最近のぼくはちょっと超能力に自信あるんでね、コジマの眼力で選んだとこなら間違いなくほんもののカイロプラクターがいるに違いない。心を静めてタウンページからあんまり派手な宣伝していないようなところでいちばん信用できそうなカイロプラクティックの施術所を選ぶことにしました。そしてなんかここだけちょっと光ってみえるっていうところひとつ目星つけました。きっとここなら間違いない、よっしゃ、効果あってもなくってもそれもひとの縁だからって思いきって電話をかけてみた。
　プルルルル‥‥
　プルルルル‥‥
　ガチャ‥‥
　「お客様がおかけになった電話番号は現在使われておりません。」
　ひゃーっ、つぶれちゃってるよー。
　こりゃよっぽどインチキやってたのかなー。